父の認知症はアルツハイマー型認知症ではなくて脳全体と右側頭部の一部に著しい萎縮が原因の「前頭側頭型認知症認知症(ピック病)」でしたが、この認知症の症状は、アルツハイマー型認知症とはかなり異なっていると言われています。
アルツハイマー型認知症は、海馬のあたりの萎縮が原因で近い時間の出来事ほど記憶が定かでなくなる傾向が強いされており、さっきご飯を食べたかどうか覚えていなかったり、今いる場所がどこかがわからなくなったり、外出したら家への帰り道がわからなくなったりというような症状が起こることが知られていますね。
一方、前頭側頭型認知症認知症(ピック病)は、感情をつかさどる前頭葉や、物事のこだわりに影響している側頭葉が委縮することが原因で、「人格障害」「時刻表的行動」「常同行動・反響言語」「言語障害」の傾向が出ると言われています。(こちら「」にわかりやすい解説があります)
もちろん認知症の方に共通して同じ症状が出るわけではなく、萎縮の箇所や程度の微妙さから症状は違ってきますし、その人の性格や生活環境、人間関係、これまでの人生の様々な要素が重なって総合的な症状が出ていると思います。
私がこれまでに接した認知症の高齢者の方々も、皆さんそれぞれ症状が全然違いますし、症状の進む速度も本当に人それぞれです。
いつお会いしても安定した症状が出ている方もいれば、日によって症状にかなり差がある方もいますしね。
でも、共通して私が認知症になった方から強く感じられること、それは必死さです。
忘れっぽくなっている不安が様々な言動に現れてくるのだと思います。
想像してみれば、それは当たり前のことですが、周囲の人はそれを症状と言うんですよね。
認知症がない人でも日によって感情の起伏が激しい人もいれば、いつも落ち着いている人もいるように、人は一人一人違うものですから、認知症になった時だって症状の出方は一人ひとり異なってきますよね。
親が認知症になったら介護できるのか?どうすればいいの?と、将来に不安をお持ちのメンバーもいると思います。
もしかしたら今、認知症介護で悩んでいる方もいるかもしれません。
そこで今回は、父の認知症ケアのことを少し書いてみようと、はじめは思ったのです。
が、しかし・・・書き始めたのですが、どんなことを書いたらいいのか?と、書いては消し、書いては消しを繰り返してしまいました。
書くことがないのではなくて、それどころか、父が認知症になってからのいろんなことは、いくらでも書けそうなほどに取り留めなくあります。
そこで、いったい何から書いたらいいのかな?参考にしてもらえることって何だろう?と考え込んでしまったのです。
認知症介護で私はこんなことをしましたとか、こんなことが大変でしたとか、そもそも父の症状はこういうものでしたとかね、そういう事実より、認知症介護をする中で私が感じたこととか認知症介護をしたことで起こった自分の中の変化のようなもののほうが、私はきっとメンバーの皆さんに伝えたいんだなと思います。
加えて、認知症介護のことを文字にするとなんだか気恥ずかしいというのもあります😅
なので、認知症介護については、できれば一方的に書くのではなく、メンバーの皆さんと直接やり取りしながら語り合いたいと思いました。
語り合いの中で、認知症介護についてはこういう情報が有意義なんじゃないだろうか?と思ったことを、私は皆さんにお伝えできたらいいなと。
それが本音です。
(実は、5月になったら「月一zoom」と言うのを始めようと予定しています。雑談ばかりの交流会や一つのテーマに沿ってみんなで語り合う。どうですか?「認知症」もテーマの一つとして取り上げたいと考えています。)
皆さんが認知症介護について知りたいことって何ですか?
ぜひ教えてください。
レスを付けてくれたらうれしいです。
浅井さんの「人は1人1人違うもの」という言葉、様々な形で介護に向き合う心に、真剣に寄り添われる姿勢に感銘致しました。
親の介護将来の事を、相談できる人って本当に少ない事に気付きました。
ちょっと聞き齧った知識でカテゴライズされるか、精神論で片付けられる事に疲れてしまう事も多いです。
こちらのコミュニティは本当に意義が深いんだと改めて感じました。
本来の求められてるレスと違い申し訳けないのですが、今の感銘した事を素直にお伝えさせて頂きました。
kishikawaさん、このようなレスをいただきとてもうれしいです。
介護に答えはないけれども、自分なりの答え(選択)は見つけなければならない。
それが介護かなと思っているので、そのヒントになることや参考になることを、お一人お一人が見つけられるフォーラムになればと願っています。
これからもどうかよろしくお願いします!
こちらこそ、心強いコミュニティの場を、ありがとうございます♪