ケアダイアリーには「資産データ・メモ」のページがあります。
親の資産情報を知ることは難しい作業ですが、
介護の費用は、本人のお金から賄うのが原則なので、
いざという時のために、親の資産情報はできる限り共有しておきたいですね。
資産情報とは、次のようなものです。
・収入:年金額、その他の収入
・預貯金:銀行口座番号、およその残高、暗証番号、通帳とキャッシュカードの保管場所
・生命保険:保健の種類、補償内容、保険証の保管場所
・有価証券:株、転換社債、会員権など
・現金:自宅で保管している現金
・不動産:所在、権利証の保管場所
・負債:借金、連帯保証など
昨今は世知辛い世の中になりまして、
特養(特別養護老人ホーム)などの介護保険施設と呼ばれる公的な介護施設の入居も
案外お金がかかるようになりました。
以前は介護保険施設の居室費や食費って介護保険から給付されていたんですね。
それが今は、全額自己負担なのです。
この居室費や食費は介護保険法の改正時に見直され、高くなっていく可能性もあります。
これには所得の低い人に対する「補足給付」という負担軽減対策はあります。
でも、この対象者の条件には、所得のみならず預貯金などの資産制限があるんです。
つまり、口座の残高を示して「うちは預貯金少ないないですから!」と申請しなければ、
支給が受けられません。
ね、世知辛いでしょ😥
そして、親の預貯金を確認しなければ、申請ができません。
このように、特に親の施設入居を検討している場合は、長生きした時のことも鑑みて、
あらかじめ親の資産をしっかり把握しておく必要があるんですね。
少しずつでもよいので、今から親の資産情報はわかったところからメモしておくと安心です。