取材協力させていただいた情報が続いて恐縮です。
今回の日本経済新聞の記事は、「介護のリアル」というタイトルの紙面全4ページという大特集です。
リアルに知っておきたい介護の基本情報がまとめられていておススメです。
アサインコは3ページ目の「在宅介護、早めに着手」の取材内容に関して主に協力しました。
コメントもわずかですが記載されています。
介護が始まる前から介護保険制度について知っておきたい場合は包括へとか、
少しでも不安が起こった時は包括へとか、言ったり書いたりしてきましたし、
今回の日経の記事にも「元気なうちに地域包括支援センターを訪ねてほしい」(浅井さん)と
書かれおりますが、これって世の中が正常なときという感じもありますね。
正直このコロナ禍では、包括にも行きにくいですし、包括さんも動きにくい面があります。
コロナ下での介護問題をどうすればいいかと問われても、コロナ下での支援方法は本当に難しく。
結局、コロナが収束しないとどうにもならないこともあって、
地域的には「いったい誰が駆けつけるの?」的な問題が起こりつつあります。
脳卒中で倒れて救急車呼んだら病院に行けるのか!くらいの不安も始まっていますし。
ある程度元気な高齢者の方々の不安を解消する方法は「つながりがある安心感」しかないのに、
それもいざという時に誰がリスクを負えるのか的な場面もあったりして辛いですね。
コロナなんてなかった時、もっと訪問できたなとか、
いくらでも会えたなとか、最近つくづく思います。
コロナが収束した折には、本当にじゃんじゃん訪問したい!そんな思いがあります。
話は日経の記事に戻りますが、特集2ページ目の「お金の準備、早めに着手」を興味深く読みました。
見出しに「費用の目安、平均500万円」とあるからいったいこの金額はどういう意味?
と読み進めてみたら、日本人の介護期間が平均54カ月、在宅介護と施設介護の人全部合わせた平均月額が7.8万円(在宅介護の平均4.6万円、施設介護の平均11.8万円)、住宅改修や介護用品の一時的にかかった費用の平均が69万円、それをひっくるめると、
介護にかかった費用の平均が500万円になるということです。
こういう数字ってリアルであるようで「いくらなんでも強引な平均値やろ!」とも思うわけでして。
要するに人生の介護費用として500万円は備えておきましょうという目安と考えればなるほどなと。
新聞ならではだなあと思いました。
介護保険制度は続いています。
必要なときには遠慮なく包括に連絡し、介護保険の申請を行い、
可能なサービスを利用してくださいね。